血液中の尿酸値が7.0㎎/dlを超える状態を高尿酸血症と呼んでいます。
尿酸値が高いまま放置するとどうなるでしょう?
尿酸値が高いだけでは症状はありませんが、血中の尿酸値が高い状態が続くと
血液に溶けきらなくなった尿酸が結晶となって、体内にたまっていきます。それが手足の関節で起こり強い痛みを伴うのが痛風(痛風関節炎)です。さらに、尿酸が腎臓にたまると痛風腎(尿路結石)を引き起こします。
高尿酸血症の割合は食生活の変化などにより、年々増加傾向にあります。またコロナ禍でステイホームやリモートワークの拡がりが食生活をはじめとする生活習慣に悪影響を与え、コロナ前後を比べて「痛風」「高尿酸血症」患者が3割以上増加傾向であるというデータも報告されています。
厚生労働省の令和元年国民健康・栄養調査結果では、男性の16/8%が高尿酸血症(血中尿酸値が7.0㎎/dl以上)、42.6%が尿酸値高め(血中尿酸値が6.0㎎/dl以上)と報告されています。