高尿酸血症の病型は大きく3つに分けられます。
1つ目は腎臓における尿酸排泄効率が低下した「尿酸排泄低下型」、2つ目は腎臓に対する尿酸負荷が増大し、血清尿酸値の上昇をきたす「腎負荷型」、そして3つ目はこれらの「混合型」です。
さらに腎負荷型には、尿酸産生が過剰になった「尿酸産生過剰型」と腸管からの尿酸排泄が低下した「腎外排泄低下型」の2つがあります。
高尿酸血症の人のうち6割~7割の人では腎臓からの尿酸排泄の低下が原因となっていると考えられています。
この病型を診断することは、治療方法や薬の選択に役立ちますが、24時間蓄尿や食事の制限を行わなくてはならず、外来診療では困難を伴うため、60分法や随時尿で行う簡便法などが用いられることもあります。